産経新聞総合版 2005/08/02
日・韓・中共通歴史副教材『未来をひらく歴史-東アジア三国の近現代史』は、「新しい歴史教科書を作る会」や「扶桑社版教科書」に対抗して作製され、これを韓国の廬大統領が称賛し、マスコミも大々的に持ち上げています。しかし、日韓双方の執筆者は現在日本での扶桑社版教科書の採択を先頭に立って妨害しています。
副教材は日本、韓国、中国の民間による三国共通の歴史副教材として宣伝されています。この副教本は同じ内容を三国の言葉で同時発行されているはずですが、朝鮮戦争についての部分に異なる記述がある事が分ったという。例えば、
その1: 日本語版「北朝鮮の人民軍が半島南部の開放をめざして南下を始めた」に対し、韓国語版「北韓の人民軍が武力統一を目標に南侵した」として日本側の作製者は北朝鮮の歴史認識そのままを記述している。
その2: 韓国語版では慰安婦を「性奴隷」と表現しているが、日本語版には記載がない。
その3: 19世紀末の西洋列強のアジア進出、支配について、韓国語版「進出」となっているが、日本語版「侵出」と強い表現になっている。
その4: 日清戦争後、韓国に建てられてた「独立門」の韓国語版では「中国に対する独立」を強調しているのに対し、日本語版は「日本に対する抵抗・独立」に意味を強調している。
これら日本語版の部分を知ると教科書の執筆者達はどこの国の人間かと疑問がわいてくる。先日の総社市教育委員会が扶桑社版教科書を採択し中山文科大臣のサポートをもらっても、電話やメールの抗議に耐えられなくなり採択を翻した事などを知ると将来の日本を担う子供達に何を教えてくれるのかと心配になってくる。